2013年05月03日（金）～05月04日（土）
天気/気温 晴
日の出/入 出 04:52 入18:35
ひざが不安なのに甲斐駒は無謀かとも思いましたが、せっかくの連休だし頑張ってみることにしました。黒戸尾根から登るのは2回目。（日帰り途中敗退を含めれば3回目）コースは分かっているので、ペース配分に注意して登ります。
駒ヶ岳神社の駐車場に到着すると、すでに5～6台車が駐車済で数パーティが出発の準備中。軽くご挨拶を交わし出発です。
いきなり急登なのでゆっくり目に歩きます。2時間ほどで横手分岐。尾根道なのでぐんぐん高度を稼ぎ、すでに700m以上登っています。ここから更に辛い八丁坂。汗だくになって登り、刃渡りを過ぎると標高2000m。ぼちぼち雪道になってきて、刀利天狗少し手前でアイゼンを付けました。ここからは黒戸山の北側を巻くように進みますが、唯一このコースでなだらかな所。少し楽できます。その後若干下って5合目小屋跡。ここまで5時間30分。朝挨拶を交わした方々と抜きつ抜かれつ、まあまあのペースで登ってきました。ひざもまだ大丈夫。
が、5合目直後の最初の長い梯子で、右ひざの関節上側にピリッと小さな痛みが。やばい。やっぱりそろそろ限界なのかも。ペースダウンして七上小屋までたどり着きましたが、その間ひざの痛みが3回ほど。明日までに回復してくれるといいのですが。
黒戸尾根 七丈小屋のテン場 posted by (C)hinapiyo
小屋でテントの受付を済まして、キャンプ指定地へ移動。ちなみにテント泊は一泊600円です。雪を整地してテントを張り、さっそくシュラフに潜り込みます。疲れているので夕方までぐっすりです。夕方暗くなる前に食事をしたら、また寝ます。ちなみに夕食は、インスタントラーメンとソーセージ1本、あとお菓子少々。日が落ちると急速に気温が下がります。今日はうっかり温度計忘れてきたのですが、夜半から明け方にかけてたぶん氷点下。翌朝水筒の水が半分凍っていたので、テント内でも0℃前後まで下がったようです。着れるものは全て着込んでシュラフに包っていましたが、夜中に寒さでしょっちゅう目が覚める始末。そもそも、この標高でこの時期に3シーズン用のシュラフでは厳しいのかもしれません。でも冬用のシュラフは持っていないし...。翌日、山頂で一緒になった方とお話した時、小屋泊だと半袖でいられるくらい暖かかったという事でしたが、まあ、テント泊で寒さを感じるのも楽しみの一つなので。^_^;
明け方強風が吹いていましたが、夜明けと共にピタッと止みました。嬉しいことに天気は快晴。嬉々として、山頂に向けキャンプサイトを後にします。苦しい登りですが、昨日と違い荷が少ないのでかなり楽。心配していたひざ痛も出ずに無事山頂に到着しました。正面に仙丈と北岳。遠くに中央と北ア。南東に鳳凰と富士山。ぐるっと360度、大パノラマです。たっぷり20分ほど堪能したのちに下山。下降時は9～8合目間に一か所ロープが欲しいところがありますが、雪がしまっていてアイゼンがしっかり効いたのでロープ無しでも大丈夫でした。
黒戸尾根 9合目上の登り posted by (C)hinapiyo
甲斐駒ケ岳 山頂 posted by (C)hinapiyo
甲斐駒より八ヶ岳 posted by (C)hinapiyo
テントに戻って朝食を食べて後、ゆっくり撤収作業。下山は再び重い荷物を背負っての歩行なので、慎重にゆっくりと歩きます。が、八丁坂を降りてる時に右ひざ頭に痛みが...。昨日と同じピリッとした痛みです。足を着地する時、強い衝撃を加えると痛みが発生するので、歩幅を小さめにそーっと着地して降りてきましたが、横手分岐を過ぎてからは爪先も痛みだし非常につらかったです。でも、通常より2時間以上余計にかかりましたが、夕方5時に駒ヶ岳神社に到着。無事に降りてこれてホッとしました。
竹宇駒ヶ岳神社の吊り橋 posted by (C)hinapiyo
尚、帰りの高速道路では小仏トンネルで30㎞の渋滞。まあ、連休の時のお約束なので苦にはなりません。でも、首都高を過ぎ京葉道路に入ってから、3台の玉突き事故で予想外の大渋滞。こちらの渋滞は、もう0時を過ぎ睡魔が襲ってきて非常に辛かったです...。
以下は歩行メモとGPSの記録です。
5/3（金）
5:50 竹宇駒ヶ岳神社
7:48 横手分岐
10:00 刃渡り
10:22 刀利天狗
11:25 5合目
12:58 七丈小屋（テント泊）
5/4（土）
5:15 七丈小屋 テン場
6:14 8合目
6:51 9合目
7:19 甲斐駒ケ岳
8:50 七丈小屋 テン場（食事、撤収作業）
11:44 5合目 休10分
12:43 刀利天狗
14:50 横手分岐
17:00 竹宇駒ヶ岳神社
